Takeyuta Lab

マイクロマウスを中心にいろいろ楽しいと思ったことを好きにやるBlogです。Labっぽいこと書きたい。

Lipoバッテリーの内部抵抗(≒放電能力?)検証 その3とまとめ

測定だけしてデータをまとめないエンジニアはクソだと思ってます、こんにちは。(自戒)

今回はあらたに3つのLipoの内部抵抗測定をしたので、一旦今までのものも併せてまとめを作りたいと思います。
先にまとめから。 追加測定したものはその後ろに乗せてあります。

小容量LiPo HighRate対応品の内部抵抗・重量測定結果一覧

メーカ/名称 容量[mAh] 重さ[g] 内部抵抗[mΩ] 購入先
sea jump 220 6.86 72.94 https://amzn.to/46SPOQx:plain
BLLRC 150 5.89 90.00 https://amzn.to/47C2s6U:plain
Hyperion G3 100 3.45 131.4 入手困難
Hyperion G3 120 3.76 82.08 入手困難
Turnigy 60 1.81 164.9 入手困難
Hyperion G5 70 2.00 90.73 入手困難
Hyperion G3 130 3.96 75.27 入手困難
Dualsky ECO 150 4.13 60.08 入手困難
Indoor Airplane World FX70SC 70 2.20 86.11 https://indoor-airplane-world.com/?pid=108485377
Indoor Airplane World FX50SC 50 1.21 188.5 https://indoor-airplane-world.com/?pid=108485283
Indoor Airplane World FX30SC 30 1.09 214.9 https://indoor-airplane-world.com/?pid=22394949
U-K 100 2.66 73.39 https://amzn.to/3YEZIBs:plain
CBB 100 2.41 92.84 https://amzn.to/3qsZbpW:plain
sea jump 180 4.53 52.82 https://amzn.to/44kuS2i


AmazonやAliExpressあるあるですが、写真とモノが違っているものがあります。
これらの電池は購入時期によって物自体が変わる可能性があるので、興味があれば
速めに買わないと違うものになっているかもしれませんのでご注意ください。

全14種類のリポを測ってみましたが、こう見ると内部抵抗は結構差があることが分かります。
内部抵抗の大きさは単純に損失になるので低いに越したことはないです。
基本的には
内部抵抗が低い=大電流放電時にも電圧降下が起きづらい=大電流を流しやすい
かと思いますが、電圧降下の要因は内部抵抗だけではないように見えるので、一つの目安として
考えて頂くのが良いかと思います。化学に強い方がいたら是非教えていただきたい。

結論

入手性とスペックの観点でインドアエアプレーンの70mAhが大変優秀。
マイクロマウス用としてはこれで決まりと言っても過言ではない気もします。
もう少し容量が欲しい場合はU-Kの100mAhも良さそうです。
クラッシックマウスぐらいのロボットやドローン向けにはsea jjumpの180mAhがよさそうです。



                                  • -

以下、追加測定の写真

3.7V 100mAh① (写真と別物のような気がするが…)

保護回路取り外し済み。
https://amzn.to/3YEZIBs:plain

3.7V 100mAh②

保護回路取り外し済みですが、保護回路アリバージョンも見てみました。
https://amzn.to/3qsZbpW:plain


3.7V 180mAh

保護回路取り外し済み。
https://amzn.to/44kuS2i